[営業奮闘記] 営業奮闘記 Vol.4
NTTデータセキスイシステムズのコマタです。
タイトルは、【鳴らない!コマタの携帯電話】です。
それでは、Vol.4の始まり~始まり~。
まずは、一人で行って、一人で帰ってくること。
7月中旬。ドキドキの一人デモデビューから、
無事独り立ちを果たしたコマタですが、
まだ、営業としての始めの1歩に過ぎません。
少しだけ慣れた名刺交換を交わし、
販売店様のご協力のもと製品のデモ(商談)をする。
まだまだぎこちないですが、大まかな流れはわかってきている。
うん。これでいいんだ。
わからないことだらけだった社会人生活も、
がむしゃらに走り回っているうちに、少しずつ流れは理解しはじめている。
そんな気がしていました。
一人で帰ってこれたことに安心したのでしょうか。
さぁ。デモよかかって来い!向かうところ敵なし!
・・・数回終わっただけで、この調子です。
そんな有頂天コマタの隣のデスクで、
普段は外を飛び回っている先輩が、珍しく社内で仕事中です。
1日中鳴りっぱなしの携帯で、忙しそうに話をしています。
「はい。Nです。あ~どもども!!お世話になっております~・・・」
親しげな口調から察するに、相手はおそらく販売店様です。
配属時、営業には不可欠との理由から、
コマタにはピカピカ新品の会社携帯が貸与されました。
目立たない色が良かったのですが、在庫が無かったとのことで、
届いたのは赤い携帯でした。。
手にした赤い色の携帯。色んな意味で重みがありました。
これから、自分がやっていくべきこと。それに不可欠な道具。
「責任持って頑張んなさいよ!」と携帯から聞こえてきそうでした。
そんなことを思い出しながら、
改めて、無造作に机に置いている赤い携帯を見た時、
ふと違和感を感じました。
・・・この携帯と先輩の携帯、何かが違う。
色の違いだけではありません。
そんな折、先輩の電話が終わりました。
「コマタ。デモ依頼があったから行って来い。」
デモ依頼!それは、また一人でデモに行くということ。
突然の言葉に、さっきまでの調子はどこへやら、
以前のデモでの緊張感を思い出し、思わず躊躇。
「えっ?あー・・・。はい・・・。行ってきます・・・。」
っておい!コマタよ。
言ってる事とやってる事が違うのではないか?
そして、更に追い討ちをかけられるかのように、
先輩からアッパーを食らいます。
「デモの依頼電話が俺にかかってくるようじゃあかんな。
コマタが販売店様から信頼されてない証拠だぞ。」
ぐはぁっ。
そうです。先ほど自分の携帯を見たときに感じた違和感は、
これだったのです。
鳴らない、電話。
コソコソと携帯をかまうと、
コマタの携帯の着信履歴は、部署のメンバーのみ。
件数も、10件に満たない数でした。
あぁ、そうか。
信頼は、待っていて得られるものではない。
出来たことに安心するのも必要だと思います。
しかし、そこで立ち止まっている暇はないのです。
常に自分から動き出さなければ。
そう思いました。
まずは、
コマタという人間がここにいるぞ!!
という意思表示をすること。
知ってもらうことから始めよう!
大きな目標に躊躇する前に、
目の前に、自分が出来る範囲で、
前向きな目標を作ることって大切ですね。
考え方を切り替えてからというもの、
不思議とデモに躊躇することはなくなりました。
とは言っても、始めの一歩の始め。まだまだ先は見えません。
新人コマタの奮闘記、ドタバタと続いています。