[特別企画] この業界でメシを食うための5冊(ビジネス編)

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引き続き「この業界でメシを食うための5冊」アンケート結果、ビジネス編です。プロジェクト管理からビジネス書、一般書籍までをまとめました。

プロジェクトマネージメント

  1. [エッセンシャル版]マネジメント 基本と原則
    • 提案・要件定義の際にいろいろな視点があることを具体例を通じて勉強できたかと思います。
  2. アート・オブ・プロジェクトマネジメント
  3. ここまで「気がきく人」
    • システムを作る上でお客様の役に立つ事が一番であるが、それは日々の仕事の中、日常の生活の中での行動/考えからうまれてくると私は思っている。その事が、システムを書いた本ではないが、相手を思いやる困らせない、気分を良くする)事を常に考え、行動する内容が分かり易く書かれている。 
  4. なぜこの人に部下は従うのか
    • 仕事で成果を出す為には個人の力を組織の力にする必要があるが、その時に重要となる上司と部下の関係をうまく築く為のノウハウが理解できる。
  5. ピアレビュー
    • 資料はミーティングの前に配ってください。読みますので。
  6. ピープルウエア 第2版 - ヤル気こそプロジェクト成功の鍵
  7. ほめる技術、しかる作法
    • 部下が気持ちよく仕事を進める為の上司としての接し方、関係を築く為に必要な行動が分かり易く書かれている。部下を持たない人にも参考になる内容が多い。
  8. 人やまちが元気になるファシリテーター入門講座
    • チームリーダとして仕事を進める上でメンバーが理解し仕事をうまく進める為のチームリーダとして仕事を進める上でメンバーが理解し仕事をうまく進める為のファシリテーターとしての基本が分かる本。どの業界でも必要ではあるが、チームとして仕事を進める事が重要であるシステム構築では特に有効なスキル
  9. 提案力を高めるコンサルタントSEへのアプローチ―バランスト・スコアカードを活用して、経営課題でシステムを語ろう
    • BSCは普通は自社の経営課題を解決するための手法で、それを顧客への提案に使うには時間的な制約など難しい面があり、実践的なマニュアル本としては難がありますが、顧客の経営課題の分析の視点や投資対効果の考え方など、上流を目指す人やプロジェクトマネージャにはためになる内容と思います。
  10. 入門+実践 要求を仕様化する技術・表現する技術

ビジネス書

ビジネス一般から実務書まで、ひとによって実にさまざまですが、中でも『ザ・ゴール』を挙げるひとが多かったようです。
  1. ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か
    • まー個人的に好きな感じです。この業界に関係ない話ですが、考え方のプロセスなんかだったり参考になったりします。
  2. ザ・キャッシュマシーン
  3. 国家の品格
    • 欧米流の民主主義や自由主義経済が日本の成長をもたらした反面、その弊害から日本古来の精神「もののあはれ」「惻隠」など武士道精神を取り戻せというのが 著者の主張です。講演内容をまとめた本のため、聴衆を意識した過激表現や逆説的な表現も多く賛否両論ありますが、しかし、現在の日本の状況?サブプライムローンに端を発し自動車産業が不況に繋がる現状や、政治家が政党間の権力争いに汲々としている状況を見ると、著者が訴えたことの危機感をまさに日本の現状として認識せねばと思います。数学者でありながら、アダム・スミス、ロックなどの経済学者や、現代金融や古典の世界にまで「領空侵犯」した上で自分の論を組みあげてゆく論理展開は美しく、自分の専門分野を超えた幅広い教養を身につけることは重要と感じた。また「自由と平等」の真の意味の問いかけなど、常識と思っていることを改めて見直してみる必要性も感じた。
  4. 日経ビジネス
  5. ビジネスマンの父より息子への30通の手紙
  6. 勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!
  7. 貧乏トヨタの改善実行術 カネがないなら知恵を出せ
  8. お客には絶対に謝るな! Never Say “Sumimasen” to Your Clients!
  9. となりのクレーマー―「苦情を言う人」との交渉術
  10. リスクベースで進めるIT内部統制の実務
  11. 会社「経理・財務」の基本テキスト
    • 「経理・財務」におけるスタンダードな業務の流れ、ポイントがわかる
  12. 電車でおぼえる税理士重要ポイント集 財務諸表論〈2008年度版〉
    • 別に税理士になるわけではないのだが、仕事で会計規則等の会話がまったくわからないので、電車の中でさらりと読む程度のものをという目的で購入した。要約されすぎていて説明が少なく、素人の私にはわかりにくかった。しかし、会計を一度勉強した人が思い出す程度ならコンパクトでよいと思う。つまり、自分も勉強して一定レベルになれば有用になるかも。
  13. 業種別審査事典<全8巻>
    • 営業する際、ターゲット企業の属する業種の特性や課題、問題点、ときにはIT課題までもが詳細に書かれており訪問-提案時の参考となる

一般書籍

いわゆる文芸もの。「業界で食う」ためとはいえ、広い視野を持つことは大事かもしれません。
  1. アフリカの蹄
    • 世界に目を向けてみるきっかけになると言う意味でよかったです。著者は医学の経験があり、医療問題のサスペンスは得意分野のようです。この話はアフリカの人種差別(たぶん南アフリカ共和国をモデル)の中で、政府の陰謀により被差別部族が伝染病によって絶滅の危機に襲われる、それを日本人の医師が救うという話です。感じることは、世界には我々の常識の通じない国家があること、伝染病に対してワクチンがまともに供給されないといった社会システムの脆弱さ、想像力を働かせると、様々な生活上のリスクに対して危機管理は、日本でも行政任せでなく、一人ひとりがしっかりと考えておかねばならないと感じます。
  2. カッコウはコンピュータに卵を産む
    • linuxをはじめて知ったのはこれだと思う。おもしろい。クラッカーとハッカーの違いをこれで知った。
  3. ファウンデーション
    • パンチカードでプログラミンするところに、にやにやしてしまう。

生きるヒント

ライフハック系、ものの考え方から料理まで。「食うため」という意味では一番直接的な回答ですね。
「スラムダンクは人生」。
  1. ロジカル・シンキング 論理的な思考と構成のスキル
    • 気まぐれで手に取った本を買っただけだったのですが。この業界だけでは無いと思いますが、相手に何かを説明する時にどういう事を考えて、話せばいいか、という技術として書かれています。読んだだけで完全にものにはしていませんが、一般的に役に立つ本ではないかと思います。
  2. 脳を活かす勉強法
  3. 問題解決プロフェッショナル「思考と技術」
  4. パパの極意
  5. チーズはどこへ消えた?
  6. 私の個人主義
    • とにかく仕事ということを考える上でものすごく示唆に富む内容と読んでいると脳が活性化されて元気が出てくるような独特の語り口がとても好きです。
  7. 自分の小さな「箱」から脱出する方法
    • 仕事に限らず大半の人間関係のトラブル解決の答えは、この本の中にあると思います。
  8. 贅沢の探求
    • お金持ちがお金を払うところは、それなりのところだなぁと思った。
  9. 夢をかなえるゾウ
    • ベストセラーの本。テレビでドラマ化され興味本位で読んでみたが内容は非常に役に立つ事が多く、書かれた内容が少しでも実践出来たらと思う。目標達成する為には、何事も受身(周りに流される)ではなく自ら行動する事が重要であるのが理解し易く書かれている。書いてある行動が出来れば目標達成出来なくても得られるものが非常に多いと思われる。
  10. 決定版 ケンタロウ絶品!おかず
    • 社会人になると外食ばかりで食生活が乱れがちなので。
  11. 「スラムダンク」シリーズ
    • 色々なものが詰まってる名作
以上です。興味の湧いた本はありましたでしょうか。

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